林野庁より高濃度PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正な処理の促進に関しての案内がありましたので、お知らせいたします。
PCB使用製品及び廃棄物については定められた処分期限までに処分することとなっており、このうち高濃度PCB廃棄物の処理期限は令和5年3月31日となっています。
PCB廃棄物の処理は、国の委託を受けた中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)が行っていますが、該当する安定器の処分の漏れを防ぐために今年度「安定器掘り起し調査協力事業」を実施しているところです。
このたび、環境省から、この調査協力事業の枠が残り少ないながらまだあるとのことで、事業への協力依頼がありました。
これまでも、PCB廃棄物の処理促進について周知させていただいておりますが、安定器の処分について心配されている事業者様がいらっしゃいましたら、調査への協力をご検討いただきたく存じます。
なお、これまでの調査では、農協や酒造業界でPCB使用安定器が掘り起こされた実績があるとのことです。
JESCO「安定器掘り起し調査 協力事業」 概要
○実施期間:令和4年11月~令和5年2月中。実施時期は別途調整。
○対象事業者:下記の事項すべてに適合された事業者様のうち、PCBが使われた安定器が見つかる可能性が高い事業者様を選定し、現地調査をさせていただく計画となっております。
・安定器の掘り起こし調査が未実施または不十分な事業者
・竣工年月が昭和47年8月以前で、かつ昭和47年9月以降に照明器具全体の更新を行っていない建屋を所有している事業者
・事前のご相談段階で、調査対象となる照明器具の外観、ラベル等の写真を提供していただける事業者
(写真撮影の詳細についてはご相談させていただきます)
○申込期限:本事業をご希望の場合、令和5年1月27日(金)までに以下宛先までご連絡をお願いいたします。可能な限り別添「建屋調査票」の提出も併せてお願いいたします。
【JESCO担当者】
PCB処理営業部 営業企画課 柴崎/岸田/石川
メールアドレス:shiengyoumu@jesconet.co.jp
電話番号:03-5765-1946
○調査費用:全て無償
基本的には照明器具に内蔵されている安定器が調査対象となりますが、同一箇所で使用・保管中のトランス、コンデンサーの確認をご希望される場合もできる限り対応可能とのことです。