2月 NO.50 国土交通省 住宅局/経済産業省 資源エネルギー庁 平成28年度予算案
国土交通省 住宅局 平成28年度予算案
- ◆ポイント 【継続的展】
- 住宅局の予算編成は継続的な展開
補助金や各推進事業においても継続的な展開
少子高齢化・人口減少に対応した住まい・まちづくり
- 〇空き家対策総合支援事業 20億円
- 〇先駆的空き家対策モデル事業 1億2000万円
- 〇スマートウェルネス住宅等推進事業 320億円
- 〇重層的住宅セーフティネット構築支援事業 2億1000万円
安全な住まい・まちづくり
- 〇耐震対策緊急促進事業 120億円 大規模地震時における被害の軽減
- 〇防災・省エネまちづくり緊急促進事業 57億6200万円
一定規模以上の建築物の耐震化率を2020年までに95%にする目標
→目標に届いていない
南海トラフ巨大地震、首都直下地震の被害予想
(内閣府推計値)
・南海トラフ巨大地震
帰宅困難者数:約320万人~約380万人
負傷者数:約62万人
・首都直下型地震
帰宅困難者数:約640万人~約800万人
負傷者数:約12万人
優良な住宅ストックの形成と流通促進による住宅市場の活性化
- 〇長期優良住宅化リフォーム推進事業 40億円
- 〇インスペクションの活用による住宅市場活性化事業 2億7000万円
- 〇住宅ストック維持・向上促進事業 9億9000万円
- 〇環境・ストック活用推進事業 109億4600万円
- 〇省エネ住宅・建築物の整備に向けた体制整備 7億円
- 〇地域型住宅グリーン化事業 110億円
- 〇優良住宅整備促進等事業費補助 243億300万円
※フラット35において中古住宅に係る長期優良住宅等を対象に追加、買取再販円滑化
住宅局のポイントは補助金が例年通り、多く出されている中、消費者に向けてどのように提案していくかが重視されていきそうですね。提案の仕方についても、最初から補助金を進めていくのではなく、提案する前にサクセスストーリーで提案していく形が良いかもしれませんね。
経済産業省 資源エネルギー庁 平成28年度予算案
- ◆ポイント ※住宅関連重要施策のみ抜粋
- 二酸化炭素排出削減目標から、各省エネ施策は展開。
又、IoT関連が今後注目です。
IoTは生活の中にも関わってくる技術・水素エネルギー社会だけではなく、モノのインターネット活用も今後重要です。
家庭・オフィス部門
平成27年度補正予算 100億円
- 〇住宅省エネリノベーション促進事業 補正予算100億円
平成28年度予算案 336億円
- 〇住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業費補助金 110億円
- 〇クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金 137億円
- 〇次世代自動車充電インフラ整備促進事業費補助金 25億円
- 〇水素供給設備整備事業費補助金 62億円 (水素社会部門と組み合わせ)
省エネ研究開発
平成28年度予算案 573億円
- 〇自動走行システム評価拠点整備事業 15億円
- 〇IoT推進のための社会システム推進事業 13.4億円
- 〇IoT推進のための横断技術開発プロジェクト 33億円
- ※IoT モノのインターネット 各製品がネット上で情報交換を行い、ビッグデータ上でそれらを活用して生活をより良くしていく
再生可能エネルギー
平成28年度予算案 1366億円
太陽光発電以外を推進
水素社会
平成28年度予算案 279億円
エネファームは概算要求時より減額
- 〇民生用燃料電池(エネファーム)導入支援補助金 95億円
- 〇水素供給設備整備事業費補助金 62億円
再生可能エネルギー・水素社会の構築・IoTの今後について等
まさに未来に向けた予算編成と言える経済産業省・資源エネルギー庁の予算案ですが
2020年がゴールではなく、その後も展開していくことがポイントです
2030年頃、これらの施策が生活にどのような影響をもたらしているかを
想像しながら、事業を展開していくのがよさそうですね